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話に咲く花。 [ココロ]

 
 
 今年は親戚が集まる機会が多く、
昨日も、親戚が実家に集まりました。
父方だけで7人の叔父叔母と2人のイトコ。
よく考えると父は7人兄弟ですので、
父方だけでワタシには12人の叔父叔母がいたことになります(^^;。
お 今も9人健在(^^)。

 さて、今回の集まりでも、以前もお話したのと同じく、
まー、次から次へと話がでてくるわでてくるわ。
これをこちらの方言で言いますと
「しゃべって しゃべって しゃべりっからかす」 となります(^^)。
 話の中身は彼らの子供の頃の
家族の話、近所の家の場所やその家の人のこと。
 もちろんワタシは何も知らないのですが、
その話を楽しく聞かせてもらいました。
 
 不思議です。
冷めた見方をすれば、その話はワタシでない人たちのただの思い出話で、
部外者には「それで?」ということにもなりかねないのですが、
どういうわけか最初から最後まで、その話に本当に楽しく付き合ってしまいました。
話し方の問題なのでしょうか?
 
 そういえば、昔、読書感想文を書くとき、
それを書くことの意義のようなものをいつも疑問に思っていました。
ワタシが感想文を書くことそれ自体は「宿題だから」で割りきれるとしても、
コレ(ワタシの感想文)を誰が読むのだろうか?
誰が何のためにコレを読むのだろうか?
そんなことをいつも考えていました。
 そして、誰かが書いた読書感想文をワタシが読んだときも、
それに対するワタシの感想はただひとつ、「それで?」でした。

 今回感じたのは、
この読書感想文で感じるのとまったく逆の感覚。
話の中身には特に「教え」があるわけではないし、
その話はワタシにしてくれたというのではなく、父の兄弟の中でしている話を
ワタシがそばで聞いているだけ。
でもおもしろかったのですな。これが。
 
 文章や話を面白いと感じるとき、
それらの文章や話のタイプを大きく分けると、
ひとつには、
研ぎ澄まし、そのうえで紡ぎあげた小説のような文章や話という種類のものがあること、
そしてもうひとつには
何気なく発せられるいわば「普通の」コトバというものがあると思います。
 
 昨日の楽しい話を聞いていて気付かされたのは、
ここのところ自分の中では、「面白い話」というときには、
いわば前者の方だけが支配していたということでした。
 そして後者については、
ある程度才能のようなものが必要で、
その才能は自分にはありそうにないな、
そう何気なく思い込んでいていることにも気付いたのでした。
 
 でも面白い話ができないからといって、
それを封印してしまうのもよくないことです。
面白い話をすることよりも、
会話によってその場の空気を和ませること、大事ですもんね。
ははは。自分ひとりで考えて寡黙になってしまうことが多い自分への戒めも含めて(^^;。

 それから面白い話をすることに限らず、
うまくできないからといってそれを封印してしまうのは
よくないし、もったいないとも思ったりします。
たいていの能力って、
使わないと退化してしまうものですから。
 
 そういえば、子供の頃、
キャ~ッ ていう黄色い声、出せてたのに、
いつの間にか
この声、出せなくなっちゃったな(^^)。
 
 今回はいっぱい、いろんなこと、話させていただきました。
読んでくださいましてありがとうございました。

 
 
 
 


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コメント 10

yann

不思議ですねぇ…私も今年は親戚の集まりが多かったです。
半分は、不幸事で喜べませんが、こんな時は結婚式に来ない人も
来るので、珍しい人達に遭遇したりします。
斎場で、戦争時分の話を詳しく話して下さった白髪のおじさん
話の途中で、呼び出しがかかったのでそれきりでしたが
誰だろう…?なんて母親に聞くと、イトコだとか。
確かに母親のイトコには、そうそう会わないよなぁ…。
話面白かったけど、またいつ会えるのか分かりません(-_-;)
でも…血の繋がった集団って、やっぱりどこか似てるよね。
by yann (2007-12-02 23:39) 

blue

親戚が集まると、
小さいころお話をされたりするのが恥ずかしかったりします。
でも、集まったみんなでのお話は楽しいですよね~。

私も、言おうと思ったことを飲み込んでしまう時もありますが、
「おもしろい」ことを話そう!って肩に力が入らないこと
も大切なのかな。なんて思ったりしました。
キャ~ッって声、そういえば最近出してないかも(^^)
発声練習から始めることにします!
by blue (2007-12-03 14:25) 

サザエ

ブログも誰が読むんだろ?
一方通行なんじゃ?って思ったりしますが
結構読んでくれる人っているんですよね。
親戚から昔の話を聞くのは案外楽しいものだと私も思います。
by サザエ (2007-12-03 14:33) 

assan-8

自分の話を、できる人 出来ない人を 無意識に
分けてしまっています。
文章は 長くは書けません。
長く書けたのに できなくなったんです。
以前 書く仕事をしていたんです。それ以来・・
by assan-8 (2007-12-04 09:03) 

まほうびん

★yannさん
 ワタシには、この叔父叔母たちのような
エンターテイメント性はないけど、
血のつながりは感じられたのでした。
「似てる」という感覚とはワタシの場合、少し違うけれど。
yannさんの親戚の方々も「流」とか「荒」とか「允」なカンジですか?
by まほうびん (2007-12-05 00:03) 

まほうびん

★blueさん
 仕事での、言葉を飲み込むべき時に飲み込まないで
普段での、言葉を飲み込まなくていい時に飲み込むことが
多々あることを思い出してしまいました(^^;。
by まほうびん (2007-12-05 00:06) 

まほうびん

★サザエさん
 ブログの読者さんのこと、
ワタシもそれ、よく思います。
ワタシの場合、いい規模でやらせてもらえてる気もしています(^^)。
(規模っちゅーモンがあるのかどうかわかりませんが。)
by まほうびん (2007-12-05 00:08) 

まほうびん

★assan-8 さん
 そうですか。書くお仕事をなされていたのですか。
「長くは書けません」はなにか深いものがありますね。
なんかこう、「プロとアマ」のいろんな対比構造みたいなものが
頭の中をよぎっています。
by まほうびん (2007-12-05 00:14) 

momo

読書感想文の話・・・同感です。
昔は書くのも好きだったのに、ふとそんな事を考えてしまってから全く書けなくなってしまって。
只今mixiでリハビリ中です(笑)
話の花はその人の気持ちももちろんだけれど、周りの環境がいいともっと素敵な”花”になりますよね!
素敵なご親戚でいいですね☆
by momo (2007-12-09 18:14) 

yann

ぶふふ…そうですねぇ…。
私はどちらかというと母方に似ているので、やはりそのオジサン達は
「流」とか「荒」とか「允」なカンジかも…(^◇^)
by yann (2007-12-09 22:43) 

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