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メリークリスマス、ミスターローレンス。 [ココロ]


 
 クリスマスです(^^)。
今年は、クリスマスというと、どういうわけか、今回のタイトルのセリフが出てきます。
映画「戦場のメリー・クリスマス」のラストシーン。
この映画、ご存じですか?
 
 太平洋戦争中の、敵・味方の関係、日本軍と捕えられた捕虜という関係のなかで生まれた
彼らの「立場」を超えた「彼らの世界」というものが妙に最近ひっかかっています。
 歴史は、戦争という事実、そしてその事実に基づいた敵味方の関係しか刻んでいかない。
けれど、当人たちにとっての「歴史」では、そこにあった敵味方の関係というものは
たぶんさほど重要なことではない…。
 戦争という極限の状態の、敵味方という関係の中で生まれた、「彼らの世界」こそが
確かに存在した世界。
 その周りにあった「戦争」という世界というのは、どういう世界だったのでしょうか。
(誤解しないでくださいね。戦争はなかったなんて言ってるのでは決してないですから。)
 
 
 去年の冬、病院へお見舞いに行った時の出来事をふと思い出しました。
その日はとても寒い日だったのですが、病院に入院している人たちが、
「今日は暑いですね。」そう言ってたのを思い出しました。
病院のエアコンが効きすぎていたようです。
 入院している人たちの世界はその日暑かったということ。
 たいていの人たちにとって、その日は寒かったのだけれど。
 でも「暑かった世界」は確かに存在していたワケで。
 
 世界とか社会とか…。
自分の周りにある、自分の肌に触れている世界とか社会があって、
そして
なんだかよくわからなくなってきたけれど
客観的に存在しているらしい世界とか社会があって…。

 よく分かんなくなってきちゃいました(^^;

 ま、とにかく、
  
 メリークリスマス、ミスターローレンス。
そして、

 皆さんにも メリークリスマス(^^)。


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コメント 8

momo

Merry Christmas !!

久屋大通のイルミネーションもキレイ~!
by momo (2007-12-24 11:37) 

hunter

先日映画
SMILE
を観てきました
クリスマスの日に叶った奇跡
叶わなかった奇跡
素敵な映画でした

今日は飛び切りのいい時間を過ごしてくださいね!

メリークリスマス!!
by hunter (2007-12-24 12:44) 

まほうびん

★momoチャン
 メリー・クリスマス!
名古屋駅の「タワーズ」もキレイみたいですよ(^^)。
ワタシもまだ見てないけど。
by まほうびん (2007-12-24 15:28) 

まほうびん

★hunterさん
 メリー・クリスマス!
hunterさんにも
いいクリスマスイブでありますように(^^)。
by まほうびん (2007-12-24 15:48) 

blue

メリークリスマス♪

映画は見てないのですが(だから視点が違うかも・・・ですが)
なんとなくわかります。それぞれの目線。。。かな。

ステキな時をお過ごしくださいませませ(^^)
by blue (2007-12-24 18:35) 

まほうびん

★blueさん
 メリー・クリスマス!
えへへ。そうですね。
客観的、というか、全体的な世界っていうのと
そのひとが直接的にかかわっている世界というのが
同じものなんだけど、違うもので…。
う~ん、むずかしい。

ま、今日はイブですので、
♪ デデンデデンテデンデ…(←けっこう気に入ってる)(^^)。
by まほうびん (2007-12-24 21:17) 

yann

お久ぶりです。
随分とご無沙汰しちゃった感じ(^_^;)
またぼちぼちと続けますんで、よろしくね。

「戦場のメリークリスマス」…好きです。かなり好きな映画です。
確かビデオを持っておりました。当時かなり高かった記憶があります。
古いですからね。独特の世界観がありましたよね。
北野さんのラストの台詞が利いてましたよね(^_^)
by yann (2007-12-29 00:05) 

まほうびん

★yannさん
 おひさしぶりです(^^)。
「戦場のメリークリスマス」、ワタシもラストシーンがとても印象にのこっています。
戦争が終わって、軍曹は絞首刑になることが分かっていて、
でも残された時間で英語を勉強してローレンスと社会的な(?)立場が逆転したうえで英語で会話をするシーン。
この映画が公開された当時は、どうせ絞首刑になっちゃうのに
英語を勉強することなんて合理的じゃないな、なんて、
その行動に矛盾のようなものを感じていたのですが、
自分がこの歳になって、
自分でも人との出逢いとか別れとかを少しは経験して、
あのシーンでは、時間がなかったからこそ、
自分のことをきちんと伝えたり、相手のことを理解したりするために
英語を勉強したんだっていうように思えてきました。
(違ってるかもしれないけど。)
今回はそんなその人の肌に触れてる(っていうような)世界と
タテマエ的というかいわゆる客観的(っていうよう)な世界のことが
書いてみたかったのでした。
 なはは。長くなりました(^^ゞ。
by まほうびん (2007-12-30 20:22) 

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